深沢紅子(1903-1993)は盛岡に生まれ、女流画家の草分けとして新しい時代を築いた画家です。幼い頃、ふるさとで出会った野の花々の美しさに心打たれ、生涯、花を愛し描き続けました。この度の展覧会では、恩師への思いを込め描いた初期の作品ほか、戦後の開墾時代の花作品など、紅子の花にまつわる随筆を織りまぜ展観いたします。